60代から始めるChatGPT|まず覚えたい基本の使い方

AIツールと会話するシニア男性 AIで暮らしを便利に

ChatGPTは難しい操作を覚えなくても使える

「ChatGPTって聞いたことはあるけれど、難しそう」「パソコンが得意な人が使うものでしょう」と思っている方は多いかもしれません。
テレビや新聞でAIという言葉を見かけることが増えて、なんとなく気になってはいるけれど、自分には縁遠い話だと感じている方も少なくないはずです。

しかし実際に使ってみると、ChatGPTは思っていたよりずっとシンプルなツールです。
難しい操作を覚える必要はありません。
特別な知識も必要ありません。
日本語で話しかけるだけで、AIが答えてくれます。
スマートフォンで検索したり、LINEでメッセージを送ったりする操作ができる方なら、同じ感覚で使い始めることができます。

ChatGPTとは、OpenAIというアメリカの企業が開発したAIアシスタントです。
質問を入力すると、文章で答えを返してくれるサービスです。
検索エンジンとの大きな違いは、知りたいことを自分の言葉でそのまま話しかけることができ、回答が箇条書きや長々としたウェブページではなく、自分の質問に合わせた文章で返ってくる点です。
「答えを一から読み解く」手間がなく、知りたいことがすっと手に入る感覚が、使い始めた方からよく聞かれる感想です。


まず質問を一つ入力してみる

ChatGPTを使い始めるには、まずアカウントの登録が必要です。
手順は次の通りです。

アカウント登録の手順

ブラウザで「ChatGPT」と検索してOpenAIの公式サイトを開くか、スマートフォンに「ChatGPT」アプリをインストールします。
「サインアップ」または「新規登録」のボタンをタップして、メールアドレスとパスワードを入力するだけで登録できます。
Googleアカウント(Gmailをお持ちの方)やAppleのアカウントをお持ちの方は、そちらでログインするとさらに簡単に始められます。
登録は無料で、基本的な機能は無料プランで十分に使うことができます。

最初の一問を入力してみる

ログインすると、画面の下部にメッセージを入力する欄があります。
そこに日本語で質問を入力して送信ボタンを押すだけです。
最初の一問は、なんでもかまいません。

「今日の夕食に何を作ればいいですか。冷蔵庫には卵と豆腐とほうれん草があります。」
「血圧を下げるためにどんな食べ物がいいですか。」
「俳句を一句作ってください。テーマは秋の夕暮れです。」

このように、普段の会話と同じ言葉で話しかけるだけです。
送信すると、数秒のうちに文章で回答が返ってきます。
最初の回答を受け取ったとき、多くの方が「本当に答えてくれた」と驚かれます。


日常生活ではこんな質問ができる

ChatGPTは、60代の日常生活のさまざまな場面で役立てることができます。
どんな質問ができるのか、場面ごとにご紹介します。

料理・食事に関する質問
「高血圧の人に向いている、塩分控えめの夕食レシピを三つ教えてください。」
「残り物の野菜炒めをリメイクして、別の料理を作る方法はありますか。」
「きのこを使ったおかずで、冷めてもおいしいものを教えてください。」
冷蔵庫の中身を伝えて献立を考えてもらうことも、食材に合わせたレシピを教えてもらうことも自由にできます。

健康・体のことに関する質問
「膝が痛いときに自宅でできるストレッチを教えてください。」
「睡眠の質を上げるために、寝る前にやるといいことはありますか。」
「水分補給で気をつけることを教えてください。」
ただし病気の診断や薬の服用については、ChatGPTの回答はあくまで参考程度にとどめ、具体的な判断は必ずかかりつけ医に相談するようにしてください。

文章を書く手伝いをしてもらう
「孫の誕生日に贈るメッセージカードの文章を考えてください。孫は8歳の男の子です。」
「町内会の行事案内の文章を書いてください。10月に公民館で文化祭を開きます。」
「友人へのお見舞いの手紙の書き方を教えてください。」
手紙・案内文・お礼状・メッセージなど、文章を書く場面での手伝いはChatGPTが特に得意とするところです。

調べ物・知識に関する質問
「俳句の季語の一覧を教えてください。秋のものを中心に。」
「年金の繰り上げ受給と繰り下げ受給の違いをわかりやすく説明してください。」
「長崎の歴史について、小学生でもわかる言葉で説明してください。」
難しいことを「わかりやすく教えてください」「簡単に説明してください」と添えるだけで、自分の理解レベルに合わせた説明をしてくれます。

趣味や楽しみに関する質問
「俳句を始めたい初心者におすすめの本を教えてください。」
「ウォーキングを習慣にするためのコツを教えてください。」
「一人で楽しめる手軽な趣味を五つ教えてください。」
趣味探しや楽しみの幅を広げることにも、ChatGPTは気軽な相談相手になってくれます。


完璧な質問文を作らなくていい

ChatGPTを使い始めるとき、「どうやって質問すればいいかわからない」「変な聞き方をしたら失礼ではないか」と遠慮する方がいます。
しかしChatGPTは人間ではないので、質問の仕方に気を遣う必要はまったくありません。
短くても、話し言葉でも、少し文法が乱れていても、ちゃんと意図を読み取って答えてくれます。

上手な質問のコツは一つだけ覚えておけば十分です。
「自分がどんな状況で、何を知りたいか」を一緒に伝えることです。

よくない質問の例:「レシピを教えてください。」
少し改善した質問の例:「夕食のレシピを教えてください。家族は二人で、魚料理が好きです。」

情報が多いほど、自分の状況に合った回答が返ってきます。
でも最初から完璧な質問文を作ろうとしなくて大丈夫です。
返ってきた答えが求めていたものと違ったときは、「もう少し簡単にしてください」「もっと詳しく教えてください」と続けて伝えるだけで、調整してもらえます。
会話を重ねながら、欲しい答えに近づけていく感覚で使うのが一番自然です。


AIの答えは確認する習慣を持つ

ChatGPTはとても便利ですが、返ってきた答えをすべて正しいと思い込むことは危険です。
AIは間違いを自信たっぷりに答えることがあります。
特に次のような内容は、必ず別の手段で確認するようにしてください。

医療・薬に関する内容
「この症状にはどんな薬が効きますか」という質問への回答は、参考程度にとどめてください。
薬の選択や用量については必ずかかりつけ医や薬剤師に確認してください。
AIの回答をもとに自己判断で薬を増減することは避けてください。

お金・制度に関する内容
年金・税金・保険・相続など、お金に関わる制度の内容は、法改正で変わっていることがあります。
ChatGPTの回答はあくまで参考にとどめ、重要な判断をする前には役所や専門家に確認してください。

固有名詞・数字・日付
お店の名前、電話番号、営業時間、イベントの日程など、具体的な情報はAIが誤って答えることがあります。
重要な情報は必ず公式サイトや電話で確認してください。

「ChatGPTが言っていたから大丈夫」ではなく、「参考になった、でも念のため確認しよう」という習慣を持つことが、AIを安全に使いこなすいちばんのコツです。
便利さと慎重さを両立させながら、自分のペースで少しずつ使い慣れていきましょう。

ChatGPTは、話しかけるだけで答えてくれる、24時間いつでもそこにいる便利な相談相手です。
難しく考えず、まず一つだけ質問を入力してみてください。
「こんなことまで答えてくれるのか」という小さな驚きが、AIとの付き合いの始まりになります。


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